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2007-12-27

①今枝そういちろう の考える社会保障の姿

自分は「一人でも多くの人が『幸せを感じ生きていける』と思えるヨノナカ」に少しでも近づける為に生きていきたいと思っています。
しかし、「幸せ」は人それぞれで一様に規定することはできません。それは、育ってきた環境が違うし、価値観も千差万別だからです。しかし、『これがなくては「幸せ」にはなれない』というものはあると感じています。
それは、「安心・納得した社会保障を受けられる」ということです。社会保障とは、医療、福祉・介護、年金、雇用が入ると自分の中では考えています。
医療は良いとして、他の4つについて説明をします。
福祉・介護とは、障害者や低所得者への資金支援や生活支援です。
年金とは、引退した高齢者の資金的な生活保障です。
雇用とは、失業したときの保険はもちろん、賃金や労働条件等、働き手が安心して働けるようにすることです。
若い方々には、想像しにくいかもしれませんが、人は将来が不安だとそのことばかり考えてしまい、身動きが取れなくなってしまいます。確かに現在、安定した職種を目指す人が増えている気がします。その象徴的エピソードとして、小学生の将来の夢の第1位は公務員だそうです。
それを打破できるのは、安心しできる社会保障です。また、安心するためには当然、一人ひとりが納得できる制度でなくてはなりません。
この目標の為に、自分は医療にスポットを当て、「一人ひとりが安心・納得できる医療福祉制度」をつくりたいと思っています。
現在、日本の医療は戦後最大の危機に直面しています。小児科・産婦人科の医師不足。おそらく麻酔科や外科の医師がどんどん足らなくなるでしょう。そうなれば、地方ではお産ばかりか満足な手術も受けられなくなります。また都市部でも、何ヶ月待ちという事態が起きてくる可能性もあります。こうなっては安心もなにもありません。患者さんが自分の病気のことに集中できるくらい医療をとりまく環境は整備されねばなりません。
さらに、「医療費」という問題があります。国の予算の中で、どんどん医療に関する費用の割合が上がってきているのです。国の予算は医療の他にも教育や科学技術等いろんなものにかけねばなりません。どれくらいを医療にかけるべきか?それは皆さん一人ひとりの考えを基礎にして考えられるべきでしょう。他の分野でもすべてそうですが、社会保障は皆さんを安心してもらうためのものですから、皆さんの考えが特に重要です。しかし、現在の政策決定にそのような余地はありません。皆さん一人ひとりの考えを基礎に社会保障政策を考えていけるようにしていきたいと思います。

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