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2022-01-30

最近のコロナウイルスの状況について

今週の大きな動きの一つとして、金曜日に濃厚接触者の隔離期間を原則10日から7日に短縮することを発表まで漕ぎつけました。

感染力は強いオミクロン株、感染拡大があまりにも早く、濃厚接触者も爆発的増加をしてしまいます。

私は、常々、重症化リスクの低いオミクロン株は、これまでとは違った対応が必要であることを訴えてきました。
保健所への入院を基本とする対応から脱却し、医療強化・健康観察付き自宅療養を基本として、形式などよりも実質的に重症化リスクが低く、感染爆発を起こす疾患に合った対応を行う方向性です。

そこで、当初14日間であった隔離期間を、オミクロン株は体外へのウイルス排出期間が発症後10日以降は減少するという新たな知見が出た段階で10日間に短縮しました。
エッセンシャルワーカーは偽陰性リスクや感染拡大リスクが多少あっても、社会を回すことの方が国民の皆様にとって便益が大きいという判断で、抗原定性検査も活用しながら更に短い隔離期間としていました。

しかし、更に短縮の必要性があることから、更なる検証を継続しており、金曜日に7日間まで更に短縮したわけです。
そこまで短縮して、感染拡大リスクが増大しないか心配されている方も多いかもしれませんが、安心してください。国内で研究を更に進めてもらったことで、圧倒的に多い無症状の病原体保有者では診断から8日間以降のウイルス排泄の可能性が低いことが明らかとすることができました。

キーとなる検査も抗原定性検査80万回/日を早急に生産してお届けする(PCR検査などを合わせれば130万回/日)為に、ありとあらゆる手立てを打っています。

現在も数百万回分の在庫がありますが、地域によってひっ迫したりしている所があります。
いくら経済支援を強化しても、社会が回らなくなってしまうことで発生する問題までは、濃厚接触者の多発によって対処できなくなってしまいます。
検査キットが手に入らない場合の連絡先についてもリストにして公表しています。URLを掲載しておきますので、参考にしてください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000877069.pdf

内服薬も現在、実用化されているモルヌピラビルも1施設3個までの上限規制撤廃や配送の円滑化など様々行ってきましたが、かなり施設によって偏りもあるようなので、関係者が在庫を持つ施設の情報を共有して、融通しあう体制もつくっています。

また、モルヌピラビルのみならず、もうすぐ効果が約3倍強いバクスロビドも承認され使えるようになります。
仮に2000万人感染しても充足することが見込まれる量を確保する予定です。
※ただし、高齢の方やハイリスクの方が対象ですので、ご注意ください。

オミクロンに合わせたコロナ対策・経済支援策の大規模化に向けて、今後も全力で頑張ります。

※写真は、このような対策を、TV朝日で語った先日の日曜スクープの写真です。

#コロナに負けるな #新型コロナ

 

 

 

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