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2022-01-20

医療従事者の検査費用について

オミクロン株の流行が拡大し、昨日は全国の感染者数は35000人を超えました。
他の株と比べると比較的重症化しにくいウイルスですが、延々増加し続ければ、重症者数や命の危機となる方も増加してしまいます。
医療現場の皆様には、感染者数の増加により、重症者が少なくとも、検査・診療でも大変なご負担がかかっておりますが、どうか共に戦って頂ければと思います。

そうした中で、これだけ感染が増えると、医療従事者の方が濃厚接触となるケースが多発しています。
濃厚接触者は、ウイルスの感染拡大リスクがある日数など隔離期間のルールを実態に併せながら進めていますが、医療関係者の濃厚接触者については、
毎朝検査をし、陽性でないことを確認して、診療を行えるようにしています。これは医療従事者の方が自宅待機となってしまった場合、医師や看護師の数が不足し、医療が崩壊してしまうかもしれないということを恐れての判断です。

実はこの検査をする際の検査費用は基本的に各医療機関の自己負担となっていました。
感染者数の増加により、医療現場には人員的にもかなりのご負担がかかっている中で、毎朝の濃厚接触者になってしまった従業員の方に行う検査費用は、金銭的にもかなりのご負担になってしまっております。
それでは良くないということで、今後は医療機関ごとに検査キットを購入するのではなく、コロナ対策地方創生臨時交付金という形でお金は国から出すので、まず都道府県に検査キットを購入してもらい、それを各医療機関に配布してもらうことを提言していました。近く、実現できる見込みと考えています。

細かい話と感じるかもしれませんが、実は非常に重要な点です。
社会機能の維持の為、また、感染した時の命へのリスクが比較的低いことを考えると、偽陰性などのリスクがあっても、検査の拡充は、一層、重要です。
医療分野のみならず、更に簡便にコストが低く使える検査法も開発しています。更に拡大にも尽力します!

 

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