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新産業の予算について
2022-11-09

新産業の予算について

今回の経済対策・補正予算は、報道されている通り、野球で言えば9回裏:最後の一日で4兆円近く増やすことができたわけですが、その中で、私が事務局長を務める各新産業分野を一気に予算を増やすことが出来ました。

新産業ですから、予見可能性が無いとなかなか民間事業者も挑戦しにくいのですが、その為には、予算の単年度主義を超えて、複数年で確実に支援が継続することが重要です。
その為の基金化にも成功しています。

例えば、新エネルギーや化学や繊維業にも関わるバイオものづくり。
当初は800億円程度と言われていましたが、満額回答の3000億円の基金を勝ち取りました。

次に、ワクチン生産体制強化の為のバイオ医薬品拠点整備事業、デュアルユースも基金を拡充し、当初100億円から満額回答の1000億円を確保。

そして、感染症対策のみでなく、日本の創薬力を徹底拡充する為の創薬や再生医療のベンチャー強化事業も当初の150億円程度から、基金を一気に拡大もできる満額回答3050億円まで高めることができました。

最後に、特に、日本経済の切り札といえるグローバルを制することが出来る可能性を秘めたディープテック。
新エネルギー・産業技術総合開発機構に1000億円で基金を作ることもできました。

ここまでで、1000億円台のものが8000億円を超える額まで、一日で蹴り上げることが出来ました。

更に、最重要な地域経済を支える中小・小規模企業が、新規事業に乗り出す事業再構築補助金・生産性革命事業は7800億円!!
電気ガスの負担軽減に加えて、LPガスやガソリンスタンドに対する支援も、コスト低減・体質強化の補助金も加えられました。

予算を確保し、財政当局は嫌がるものの、民間の視点を重視する基金化の成功で、事業再構築や、DX・設備投資もしっかり進めて、地域経済の未来を切り拓き、生産性が上がり、働く仲間の皆さん一人ひとりの給料増に繋げていきたいと思います。

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