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【社会を変える新たな担い手】『インパクトスタートアップ』を解説
2024-03-06

【社会を変える新たな担い手】『インパクトスタートアップ』を解説

―「インパクト」×「スタートアップ」
社会課題が複雑に絡み合う現代において、新たな視点で社会課題に取り組むインパクトスタートアップの可能性に期待が高まっています。

今回は、この「インパクトスタートアップ」について、国会議員・今枝宗一郎が簡単に、わかりやすく解説します。

この記事を読むことで、インパクトスタートアップの概要や、ソーシャルビジネスとの違いなどを理解することができます。

ぜひ一緒に学んでいきましょう!

↓こちらの動画でもわかりやすく解説しています
YouTube:【インパクトスタートアップ】ソーシャルインパクトを目標にするスタートアップに今、注目が集まっています!

インパクトスタートアップとは?


インパクトスタートアップとは、社会課題の解決持続可能な成長の両立を目指す企業のことを指します。

一般社団法人インパクトスタートアップ協会では、『「社会課題の解決」を成長のエンジンと捉え、持続可能な社会の実現を目指す』ことを目的としているスタートアップの総称と定義しています。

インパクトスタートアップ企業事例集

インパクトスタートアップのなかでも注目されている企業を4社ご紹介します。

① ビビッドガーデン

ビビッドガーデンは、産直通販サイト「食べチョク」を運営しています。
「食べチョク」は、生産者が個人や法人に直接商品を販売できるプラットフォームで、これまでの産直サービスと異なり、生産者が直接食材を発送するのが特徴です。
当該サービスは、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」において、農林水産大臣賞を受賞しています。

企業HP:https://www.vivid-garden.co.jp/

② READYFOR

READYFORは、クラウドファンディング事業や寄付・補助金サポート事業を運営しています。
資本主義では解決できない社会課題を解決するためのお金の流れをつくる「寄付・補助金のインフラ」となり、資本主義社会のアップデートを牽引することを目指しています。

企業HP:https://readyfor.jp/

③自然電力

自然電力は、自然エネルギー発電所の発電事業や事業開発を行っています。
2011年3月11日の震災の3ヶ月後、「自分たちの未来は自分たちでつくる」という強い想いのもと創業されました。
「自然エネルギー100%の世界」の創造を目指して、太陽光発電・風力発電などの発電事業や、脱炭素ソリューションと技術の提供、エネルギー事業を起点とした新しいまちづくりの提供を行っています。
企業HP:https://www.shizenenergy.net/

④五常・アンド・カンパニー

五常・アンド・カンパニーは、 カンボジアやインド、スリランカ、ミャンマー、タジキスタンなど新興国向けに小口融資サービスを展開しています。
主要サービスとなるマイクロクレジットは、口座がつくれなかったり、銀行からの融資が受けられなかったり、安全な貯蓄手段をもっていなかったりと、金融インフラが不十分な途上国に住む個人や中小零細企業を対象として、小口融資を行うサービスです。
企業HP:https://gojo.co/landing-page-jp

インパクトスタートアップとソーシャルビジネスの違いとは?

最後に、「インパクトスタートアップ」と混同しやすい「ソーシャルビジネス」との違いについて解説します。
ソーシャルビジネスとは、ソーシャルベンチャーともいわれ、ビジネスの手法を活用して、環境保護、医療や福祉、農業、教育など、地域社会における様々な分野の課題解決に取り組むものです。
‍インパクトスタートアップとの違いは、住民やNPOなど、個人や非営利団体も支援の主体となることや、ビジネスの手法を用いつつも大規模な資金調達に拠らず、持続的に社会課題の解決をめざす点などにあります。

まとめ

ガッツポーズの若いビジネスマン
いかがだったでしょうか。
インパクトスタートアップは「社会課題の解決」と「持続可能な社会」の実現を目指す企業のことを指し、近年注目を集めています。

2022年にスタートアップ5か年計画が策定されましたが、私が事務局長を務めるスタートアップ議員連盟では、その中でも強化する分野を定め、リスクを恐れず大きく投資していく必要性を提言しております。
国としては、インパクトスタートアッププロジェクトチームをつくり、集中的にインパクトスタートアップ振興に注力してまいります。

関連リンク

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2023-09-22ブログ 文部科学副大臣として、これまで以上にスタートアップ振興を推進してまいります。
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